津久見商工会議所でAIセミナー開催レポート
2026-07-15 執筆: 今長 学(Exist Japan株式会社 代表取締役)
先日、津久見商工会議所様にお招きいただき、「スマートフォン1つで今日から始めるAI活用による広報の内製化と業務効率化セミナー」を開催させていただきました。
2026年7月7日、津久見商工会議所3階大会議室にて、定員30名のところ24名の方にご参加いただきました。製造業、飲食業、建設業、美容・エステ、整体、写真業、漁業・農業、警備業など、業種はさまざま。狙い通り、飲食・小売・サービス業を営む個人事業主の方々を中心にお集まりいただけました。
今日は、このセミナーで実際に話した内容と、アンケートから見えてきた学びを、大分県内の商工会議所・団体の皆さんにもシェアしたくて記事にしました。
開催概要
まず基本情報から。
- 日時: 2026年7月7日(火) 14:00〜15:30
- 会場: 津久見商工会議所 3階大会議室
- 参加者: 24名(定員30名・無料)
- テーマ: スマートフォン1つで今日から始めるAI活用による広報の内製化と業務効率化
「スマホ1つで」というのがポイントで、パソコンが得意じゃなくても、専用の機材がなくても、今日から始められることをコンセプトにしました。津久見という地域で日々忙しく働く経営者の皆さんに、少しでも「これなら自分にもできそう」と思ってもらえたら、という想いで組み立てたセミナーです。
アンケート実データからの学び
セミナー後にアンケートをいただき、23名分の有効回答を解析しました(未記入1名を除く)。
セミナー満足度は平均4.1/5。満足度4以上をつけてくださった方は18名で、全体の78.3%にのぼりました。講義内容の理解度も平均4.0/5と、狙っていたラインに届いた実感があります。
所要時間についても「3=適切」という回答が最多で、90分という時間設定は概ね適正だったようです。
この数字を見て、僕が一番うれしかったのは「わかりやすい説明で理解しやすかった」「全体像がとても分かりやすい」といった声を複数いただけたこと。AIというと難しく感じる方が多いですが、噛み砕いて伝えることを意識してよかったなと思います。
一方で、満足度2をつけてくださった方が2名いらっしゃいました。理由は「AIの基本を理解していないので分からない事が多かった」という声。ここは正直に受け止めるべき改善点です。「今日から使える」を意識するあまり、超入門部分の説明が薄くなってしまった可能性があります。次回以降は冒頭にもう少し丁寧な基礎パートを設けるか、初心者向けの回を別に用意するか、検討していきたいと思っています。
会場のWi-Fi状況についても「悪すぎ」というご指摘を2件いただきました。画像生成のデモがうまく動かない場面もあったので、次回はモバイルルーターの持参や、事前の回線チェックを主催者様と相談したいと考えています。こういう改善点も正直にシェアするのが、僕らしいやり方だと思っています。
当日話した内容のダイジェスト
90分の中で話した流れを簡単にご紹介します。
まず、生成AIの基礎から入りました。AIが何をしてくれるものなのか、身構えなくていい理由、そして「AIは人間の仕事を奪うものではなく、最強の秘書のような存在」という僕の考え方をお伝えしました。
続いて、ChatGPTを実際に画面共有しながら操作する実演パートです。文章を書いてもらう、アイデアを出してもらう、画像を作ってもらうといった基本操作を、その場で一緒にやってみる形式にしました。
そして最後に、業務での活用例です。SNS投稿文の作成、チラシのアイデア出し、日々の業務メモの整理など、津久見の経営者の皆さんの日常に近い場面を想定して、具体的な使い方をお見せしました。
アンケートでも「普段の仕事の整理・営業のサポートにフル活用できそう」「今日から使うのが更に楽しくなりそう」といった声をいただき、実演中心の構成が伝わったのかなと感じています。
参加者の関心が高かったテーマ
アンケートの自由記述を読み込んでいて、僕自身が一番驚いた発見がありました。
24名中5名の方が、自由記述で自発的に「Claude Codeをもっと知りたい」と書いてくださっていたんです。「クロードコードの事」「Claude Codeのセミナーを聞きたい」「クラウドコードをもっと知りたい」「Claude Code等の活用事例を具体的に聞きたい」といった声が、複数の業種の方から挙がりました。
今回のセミナーはあくまで「スマホ1つで始めるAI活用」という入門編で、Claude Codeのような本格的なツールの話は深くしていません。それでも約2割の方が自発的に名前を挙げて興味を示してくださったのは、正直予想を超えた反応でした。
これは、津久見のような地域でも、AI活用への関心が入門レベルにとどまらず、もう一歩先の「実践」に向かっていることの表れだと感じています。ほかにも「SNSアップ・チラシ・動画の具体的な作り方を知りたい」「エージェント型AIを使えるようになりたい」といった声もあり、広報の内製化への関心の高さがうかがえました。
僕自身、コンサルティングの現場でマーケティング支援をさせていただく中で、「AIを使えるようになりたい」という声と「何から手をつけていいかわからない」という声は、いつもセットでやってきます。今回のアンケートも、その両方の気持ちが同時に表れていたように思います。だからこそ、入門編で終わらせず、次のステップを地域ごとに用意していくことが大事なんだと、あらためて感じさせられました。
まとめ
津久見商工会議所様でのセミナーを通じて、大分の地方経営者の皆さんが、AI活用に対して想像以上に前向きで、しかも「もっと知りたい」という次の一歩を求めていることを実感しました。
こういった声に応えていくためにも、今回のような入門セミナーから、より実践的な内容まで、段階を踏んでお伝えできる場を作っていきたいと考えています。
僕は今回のようなセミナーを、大分市に限らず県内の商工会議所・団体様向けにも出張という形で承っています。「うちの会員さんにもAI活用を伝えたい」という商工会議所・団体のご担当者様がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
大分でのAI研修のご相談はExist Japanへ。